あなたの会社にあったネットバンクの法人口座が分かる!一覧紹介

会社を設立したら法人口座を開設する必要がありますが、その中でもネットバンクはおすすめです。

その他のメガバンクなどと比べて口座維持手数料がかからず、振込手数料も一般的に安いです。

会社が軌道に乗り、振込を頻繁に行う場合には、コストの面で大きく変わってきます。

そこで今回、法人口座ネットバンクの一覧を紹介し、それぞれの銀行の特徴について解説していきます。

ネットバンクの法人口座を検討されている方は、ぜひ最後までお読み下さい。

法人口座ネットバンク一覧

従来の銀行とは違い店舗を持たず、ネットをメインとしたネットバンク。

そのネットバンクで、法人口座を作ることができる一覧を紹介します。

  • 住信SBIネット銀行
  • GMOあおぞらネット銀行
  • 楽天銀行
  • PayPay銀行
  • ローソン銀行
  • セブン銀行

ネットバンクの法人口座一覧をそれぞれ、説明します。

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行の法人口座は、他の銀行と比べて振込手数料、ATM手数料が低いと評判です。

口座維持手数料は、他のネットバンクのように無料です。

振込手数料は、住信SBIネット銀行あてが無料で、他行あてが145円と格安です。

GMOあおぞらネット銀行と同じ位の価格です。

また以下の条件をクリアすれば、振込手数料が20回無料になる振込優待プログラムがあります。

  • 他行からの振込が月間10件以上
  • デビットカードの利用金額10万円以上

1つの条件を満たすことで、毎月10回まで振込手数料が無料となり、両方の条件を満たすと毎月20日まで無料です。

つまり両方の条件を満たせば月間1万5,000円程度のコスト削減につながっています。

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行は、普通の銀行のあおぞら銀行とウェブサイトドメイン事業を行っている「GMOインターネット」が共同設立したネットバンクです。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座は、最新のテクノロジーを駆使し、業務効率を最大限まで引き上げています。

GMOあおぞらネット銀行のメリットとして、強いセキュリティという特徴があります。

ビジネスをする銀行口座の場合、社員による不正利用、ハッキング等の不正送金を心配する方がいらっしゃるかと思います。

GMOあおぞらネット銀行では、電子証明書を始めとするセキュリティ対策を徹底しており、大規模な資金のやり取りでも安心して預けられます。

法人口座としては、最大20口座まで複数口座を作ることが可能です。

営業部や開発部といった部門ごと、社長専用の口座を作りたい場合に、複数口座の開設が便利です。

振込手数料は、同銀行あてが無料、他行あてが145円となっています。

145円というのはネットバンクの中でも、安い料金です。

楽天銀行

楽天銀行の法人口座も、メガバンクなどと比べて振込手数料が安い特徴があります。

楽天銀行あて52円
他行あて(3万円未満)150円
他行あて(3万円以上)229円

ネット取引にかかる月額費用は全くかかりません。

楽天銀行の法人口座では、楽天銀行ビジネスデビットカードが発行できます。

楽天銀行ビジネスデビットカードは、全国のJCB加盟店で使えて、利用額に対し1%のキャッシュバックがあります。

ビジネスにおける経費の金額に対し1%のキャッシュバックというのは、かなり大きなメリットとなるのではないでしょうか。

そして楽天銀行は、ネットバンクなので、入出金は提携のATMでおこなえます。

楽天銀行の提携チームは、数が多いのが特徴です。

以下のようなATMが利用可能です。

  • セブン銀行
  • ローソン
  • E-net(ファミリーマートなどに設置)
  • イオン銀行
  • ゆうちょ銀行
  • 三菱UFJ銀行
  • みずほ銀行
  • パッとサッと(エキナカなどに設置)
  • ビューアルッテ(出金取引のみ・エキナカなどに設置)

ATM手数料は以下のようになっています。

セブン銀行、イオン銀行、パッとサッと

3万円以上の入金無料
3万円未満の入金220円
出金220円

その他のATM

3万円以上の入金無料
3万円未満の入金275円
出金275円

PayPay銀行

国内初のネットバンクとして誕生したPayPay銀行は、ビジネスアカウントの名称で法人口座が存在します。

その他のネットバンクと同様、ネットバンキングの利用や口座管理手数料等は、一切かかりません。

PayPay銀行の振込手数料は、以下の通りです。

PayPay銀行あて一律55円
他行あて一律160円

前月の預金平均残高が3,000万円以上の場合、振込手数料が毎月5回まで無料という優遇があります。

ATMの手数料は、入金・出金ともに毎月1回は、無料です。

2回目以降は、以下の通りになっています。

3万円未満165円(ゆうちょ銀行ATMのみ330円)
3万円以上無料

PayPay銀行の法人口座の入出金できる提携ATMは、以下の通りです。

  • セブン銀行
  • E-net(ファミリーマートなどに設置)
  • ローソン
  • ゆうちょ銀行
  • 三井住友銀行

PayPay銀行のキャッシュカードは、全てVisaデビット一体型で、デビット機能が使えます。

ローソン銀行

コンビニ大手のローソンが展開するローソン銀行も法人口座があり、窓口となる店舗がないため、ネットバンクの仲間です。

ローソン銀行のサービスは、ローソン店舗内に設置されたATMとインターネット取引により行えます。

ローソン銀行のATMは、全国に1万3000台以上設置されており、利便性があります。

その他のネットバンクと同じように、インターネットバンキングの利用料は無料です

ローソン銀行のメリットとして、ATM手数料無料時間帯が長いということがあります。

入金・出金について、毎日7時から19時までの間無料で、それ以外の時間は、110円かかります。

振込手数料は、インターネットバンキングの場合、以下の通りです。

ローソン銀行あて55円
他行あて220円~440円

ローソン銀行は、設立時、ローソン以外に三菱UFJ銀行から出資を受けているためとても安心して利用できます。

ローソン銀行には、ATM入金サービス「金庫がわりクン」というサービスがあります。

店舗運営事業者にとって、従業員に銀行キャッシュカードを預ける不安や、お店の金庫で売上金を管理する危険性などの不安があります。

こういった不安を解決するために、ローソン銀行ATMを金庫代わりに使える「金庫がわりクン」というサービスがあるのです。

セブン銀行

セブン銀行の法人口座は、口座開設だけの受付は行っておらず、セブン銀行の売上金入金サービスを利用する方だけが、口座開設できます。

セブン銀行は、全国のセブンイレブンにATMを設置していて、全国1の設置数で利便性が高いです。

セブン銀行が提供するビジネスサービスの1つとして、売上金入金サービスがあります。

店舗運営を行っている事業者が、店舗の売上金を管理するために夜間金庫に入金したり、店舗内の金庫に入金している場合もあります。

それらの方法には、それぞれリスクがあります。

そこで、セブン銀行のATMを夜間金庫代わりに使えるのが売上金入金サービスです。

お店で発生した現金の売上をコンビニセブンイレブン店舗内ATMに入金できます。

24時間いつでも利用できるため、とても便利です。

売上金入金サービスの利用料金は、以下の通りになっています。

Aプラン330円/入金1回あたり
Bプラン440円/1店舗につき1日あたり
(入金があった日のみ課金)

1日1回しか入金しないのであればAプラン、1日に複数回入金する場合はBプランがお得になっています。

ネットバンキングの利用手数料は、以下の通りになっています

ビジネスWebサービス(AnserBizSOL:即時系)

月額利用料2,200円
導入手数料無料

ビジネスPCサービス(ANSER-HT(VALUX)・ANSER‐SPC)

月額利用料5,500円
導入手数料5,500円

振込手数料は、以下の通りです。

セブン銀行あて55円
他行あて165円

都市銀行とネットバンクの手数料比較

ネットバンクの特徴として、都市銀行よりも利用料や振込手数料が安いということがあります。

それでは具体的に、都市銀行とネットバンクのそれぞれの利用料、振込手数料を紹介していきます。

銀行名ネット利用料同一銀行あて(3万以上)他行あて(3万以上)
三菱UFJ銀行法人口座1,760円/月330円660円
みずほ銀行法人口座3,300円/月440円660円
三井住友銀行法人口座2,200円/月440円770円
りそな銀行法人口座3,300円/月330円660円
GMOあおぞらネット銀行法人口座無料無料145円
住信SBIネット銀行法人口座無料 無料145円
PayPay銀行法人口座無料55円160円

このように、都市銀行とネットバンクで利用料、振込手数料が大きく違うのがわかります。

都市銀行は、月に2,000円から3,000円程度の手数料がかかり、年間にすると2万円から4万円程度のコストです。

しかしネットバンクであれば、それらの費用が無料になり、コスト削減につながります。

また振込手数料も、都市銀行とネットバンクで大きく違います。

例えば、都市銀行の三菱UFJ銀行は、他行あて3万円以上の場合、660円ですが、GMOあおぞらネット銀行の場合には、145円で、その差は515円もあります。

例えば1ヶ月に10件の振込があった場合には、GMOあおぞらネット銀行なら、それだけで5,150円のコスト削減になります。

年間では6万円程度のコスト削減につながります。

固定電話の要らないネットバンク

多くの法人口座を開設する際に、固定電話があるかどうかが審査の対象となる場合があります。

固定電話がないだけで法人口座開設できないことがあるのです。

しかしネットバンクの中には、固定電話が不要で審査が通る銀行もあります。

例えばGMOあおぞらネット銀行の法人口座であれば、固定電話の番号がなくても申し込みが可能です。

申し込みのハードルが低いため、審査に不安がある方は、口座開設をしてみると良いでしょう。

ところで、固定電話が無いと法人口座が開設できないというのは過去の話にもなっています。

ビジネスで携帯電話が使われるケースは多く出てきているのです。

それに伴い、携帯電話のみで法人口座開設できるところは他にも出てきています。

実際に申し込みフォームにも、「携帯電話・IP電話もご登録できます」という内容が記載されている銀行があります。

GMOあおぞらネット銀行以外にも、以下のネットバンクで固定電話なしで口座開設が可能です。

  • 住信SBIネット銀行
  • 楽天銀行
  • PayPay銀行

ネットバンク法人口座を選ぶポイント

数あるネットバンクの中から、法人口座を選ぶ際にはどのようなポイントについて見れば良いのでしょうか。

ここでは以下の3つのポイントについて、法人口座開設を選ぶ際に気をつけていきます。

  1. 振込手数料
  2. ATM手数料
  3. 口座開設までの時間

ネットバンク以外のメガバンクなどの銀行との法人口座開設を選ぶ際には、口座維持手数料も考える必要があります。

ネットバンクは、ほとんどすべて口座維持手数料が無料ですが、メガバンクにおいては、かかってきます。

コストを下げる際には、ネットバンクの法人口座を選ぶと良いでしょう。

ネットバンク法人口座を選ぶポイントについて、それぞれ説明します。

振込手数料

ネットバンクの法人口座を選ぶ際に、振込手数料はとても大切です。

毎月一定に振込が必要な取引先がある場合には、振込手数料がかかってくるからです。

同一銀行あての振込手数料は、無料か安い場合が多いため、特定の取引先に振込がある場合には、その取引先と同じネットバンクを選ぶのも1つの選択です。

ネットバンクの振込手数料は、以下の通りです。

銀行名同一銀行あて他の銀行あて(3万円未満)他の銀行あて(3万円以上)
GMOあおぞらネット銀行法人口座無料145円145円
住信SBIネット銀行法人口座無料145円145円
楽天銀行法人口座52円150円229円
PayPay銀行法人口座55円160円160円

ATM手数料

店舗事業を行っている方など、ATMを頻繁に利用する方もいらっしゃるかもしれません。

そうしたときに、法人口座のATM手数料というのも大きなコストになってきます。

ネットバンクの法人口座に関するATMの手数料は、以下の通りです。

銀行ATM手数料
GMOあおぞらネット銀行110円
住信SBIネット銀行110円
楽天銀行220円、275円
PayPay銀行毎月1回目は無料。
2回目以降は、3万円以上:無料
3万円未満:165円
(ゆうちょ銀行の場合は330円)

楽天銀行は、セブン銀行、イオン銀行、ステーションATMPatSatの場合220円、イーネットATM、ローソンATM、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行の場合275円(3万円以上入金は無料)です。

口座開設までの時間

会社を設立してすぐに法人口座を開設する必要がある方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方は、申し込みから法人口座開設までの時間が短いネットバンクを選ぶと良いでしょう。

ネットバンクの口座開設までの時間は、以下の通りです。

銀行名口座開設までの時間
GMOあおぞらネット銀行セルフィー動画で本人確認:最短翌日
住信SBIネット銀行2~3週間程度
楽天銀行2週間程度
PayPay銀行10日~14日程度

法人口座開設する際は、ぜひご相談を!

会社を設立し銀行の法人口座が必要になる場合、口座維持手数料や振込手数料が少ないネットバンクは利用しやすいです。

今回紹介したネットバンク一覧を参考にして、ご自身にあったネットバンクを選ぶようにしてください。

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