婚活が流行っているためビジネスとして結婚相談所の開業を検討している人がいるのではないでしょうか。
その場合、結婚相談所を開業する上で何が必要になるのか知っておきたいものです。
そこで、結婚相談所を開業するための手続きから資金まで紹介していきます。
結婚相談所の開業の準備について
結婚相談所を開業するために必要な準備について紹介します。
資格や免許は不要
結婚相談所を開業する上で特別に資格や免許が求められることはありません。
法人格を取得する必要もなく、誰でもすぐに開業できるのが特徴です。
開業のためのハードルが低いため、結婚相談所を始める人はたくさんいます。
自分で開業するだけではなくフランチャイズという選択肢もある
結婚相談所を開業する方法として自力で始めるだけではなくフランチャイズという選択肢もあります。
大手の結婚相談所のフランチャイズとして経営を始めることができ、フランチャイズ元のブランド力やノウハウを活用できるのがメリットです。
ただし、加盟金やロイヤリティなどの負担がかかります。
最初は1人だけでスタッフを雇わずに始められる
結婚相談所は小規模からスタートすることもできます。
そのため、最初はスタッフを雇わずに1人で副業的に始めることも可能です。
結婚相談所のビジネスが上手くいくかどうか不安な場合は、まず小規模で始めると良いでしょう。
店舗を用意せず自宅の一室で始めることも可能
結婚相談所は店舗を用意せずに営業することもできます。
たとえば、自宅の一室で始めることもできるのです。
自宅を拠点として結婚相談所を開業している人はたくさんいます。
利用者とのやり取りはすべてWEB上で済ますことも可能だからです。
個人事業主と法人のどちらかを選ぶ必要がある
これから結婚相談所を開業する場合は個人事業主と法人のどちらにするのか決める必要があります。
個人事業主の場合は簡単な手続きで費用もかけずにすぐ開業できるのがメリットです。
ただし、個人事業主は社会的な信用があまりなく、資金調達方法は限られていて、節税もしにくい点はデメリットといえます。
法人は社会的な信用が高い点と節税対策がしやすい点がメリットです。
ただし、法人設立には費用がかかります。
また、法人の方が税務や会計などが複雑になる点にも注意しましょう。
結婚相談所の開業にかかる費用
結婚相談所を開業するためにかかる費用について紹介しましょう。
物件取得費
もし結婚相談所の事務所となる物件を用意したいならば、物件取得費がかかります。
オフィス用の物件や店舗テナントなどを賃貸で利用することになるでしょう。
ある程度大きな規模の結婚相談所を開業したいならば、十分な広さの物件を取得する必要があり、かなりの費用がかかります。
費用を節約したいならば、最初は自宅を事務所として開業すると良いでしょう。
この場合は費用がかかりません。
広告宣伝費
結婚相談所の利用者を集めるために広告宣伝する必要があります。
広告掲載やポスティングなどを利用する場合は費用が発生するのです。
自分でホームページ作成やSNSなどを活用して費用をかけずに宣伝する方法もあります。
備品や消耗品の費用
結婚相談所の開業では備品や消耗品が必要になるケースがあります。
対面で利用者と面談をする場合は、ソファーや机などの家具が必要になるでしょう。
カウンセリングシートや入会案内、文房具などの備品・消耗品も必要です。
完全にオンラインのみで対応する場合は備品や消耗品などの費用を節約できます。
人件費
結婚相談所を運営する上で事務処理や雑用、受付などをするスタッフを雇う場合は人件費がかかります。
毎月、給与や社会保険料などの負担をする必要があるため、経営を圧迫する可能性が高いです。
最初は自分ひとりですべての業務を行い、人件費を節約するというパターンもあります。
法人設立費用
法人を設立する場合には費用がかかります。
定款の印紙税や認証手数料、登録免許税といった費用が発生するのです。
株式会社の場合は約25万円、合同会社の場合は約11万円の費用がかかります。
フランチャイズに加盟する場合の費用
フランチャイズ加盟をする場合は加盟金を支払わなければいけません。
加盟金はフランチャイズ元により大きく異なり、基本的には100万円から200万円程度かかると考えましょう。
また、フランチャイズに加盟すると売上から一定割合でロイヤリティを支払うことになります。
月々の運営資金も考慮しておく
結婚相談所を開業した後もランニングコストがかかります。
そのため、月々の運営資金をしっかりと用意する必要があるのです。
どのくらいのランニングコストがかかり、どの程度の運転資金が必要になるのかきちんと計算しておきましょう。
創業融資の活用はおすすめ
結婚相談所の開業には多くの費用がかかります。
まとまった資金を用意しておくことは大切です。
そのための資金調達方法として創業融資はおすすめできます。
日本政策金融公庫が特に有名です。
開業して間もない事業者を対象とした制度であり、まとまった資金を得られます。
ただし、審査を受ける必要があり、面談も行われるため、しっかりと対策しないと融資を得られないでしょう。
専門家に相談してきちんと対策しておくと良いです。
経営サポートプラスアルファであれば、創業融資のサポートに対応しています。
創業融資について多くの案件に対応してきた実績がございます。
創業融資については、いつでも経営サポートプラスアルファまでご相談ください。
結婚相談所の開業の流れ
結婚相談所を開業するまでの流れについて紹介しましょう。
事業計画や資金計画を立てる
まずは結婚相談所について事業計画を立てましょう。
どのような形態のサービスを提供するのか、マーケティングをした上で細かく計画を立てていきます。
同時に資金計画についても考えましょう。
どの程度の費用がかかり、どのくらいの資金が必要になるのか、どのようにして資金を調達するのかも検討します。
個人・法人の手続きを進める
個人事業主、あるいは法人の手続きを進めます。
個人事業主の手続きは簡単であり、開業届を提出するだけでよいです。
法人設立の手続きの場合は、定款の作成や資本金の払込、法人登記申請などを済ませる必要があります。
事業所の準備をする
事務所を構えて対面で受付や面談などを行うのであれば、事業所の準備が必要です。
ソファーや椅子、机などの備品を用意したり、内装を整えたりします。
他にも、パソコンや会計ソフトなど経営で必要なものを揃えましょう。
研修・広告宣伝などを行う
スタッフを雇う場合は研修を行う必要があります。
サービスの質を高めるためにマニュアルを作成して、仕事の仕方について的確に指導することも大切です。
集客のために広告宣伝することも重要です。
ホームページの作成やSNSアカウントの開設、広告の出稿などさまざまな方法で集客を行いましょう。
開業
すべての準備を終えたならば、実際に結婚相談所を開業しましょう。
開業した後も常に試行錯誤を繰り返して、問題点を改善しながらサービスの質を高める努力をしていくことが重要です。
結婚相談所の開業を成功させるためのポイント
結婚相談所の開業を成功させるための重要なポイントを紹介します。
人脈を使って集客する
集客の方法として人脈を積極的に活用すると良いでしょう。
友人知人などに結婚相談所を開業したことを伝えて、婚活で悩んでいる人を紹介してもらいます。
人脈によって集客をして良い評判を広めることができれば、利用者を増やすことができるでしょう。
Web・SNSを活用して集客する
今の時代はWebやSNSを活用した集客が効果的です。
ホームページやSNSを開設するのはもちろんのこと、魅力的なコンテンツを積極的に展開していくことも意識しましょう。
どのようなサービスを提供しているのか、どんなシステムでどのくらいの料金がかかるのかわかりやすくアピールします。
これらに加えて他にはない独自の要素があることも宣伝しましょう。
事前にしっかりとシミュレーションをする
結婚相談所を開業する前にしっかりとシミュレーションしておくことは大切です。
どのくらいの利用者を見込むことができるのか、月々のランニングコストはどのくらいかかるのかといった点をシミュレーションしておきます。
さまざまなパターンを想定してシミュレーションを行い、できるだけリスクとなる要素を排除していきましょう。
最初は小規模で始める
いきなり大きな規模で結婚相談所を開業するのはリスクが高いです。
そのため、最初は小規模から始めることをおすすめします。
そして、成功する見込みがあるのであれば、徐々に規模を大きくしていきましょう。
副業として結婚相談所を始めることも可能です。
料金設定に注意する
結婚相談所の開業では特に料金設定に注意しましょう。
あらかじめ相場についてリサーチしておき、どの程度の料金設定であれば集客に効果があるのか検討していきます。
あまりにも料金が高すぎると利用者が集まらないです。
逆に単価を低くすると今度は利益が増えなくなります。
支出とのバランスを取り、顧客のニーズも考慮しながら料金設定を考えましょう。
差別化が必須
結婚相談所はすでにたくさん存在しています。
そのため、ライバルとの差別化を図ることは必須です。
同じようなサービスを提供していたのでは集客は厳しくなります。
他社を調査して、どのようなサービスを提供すれば差別化を図れるのか研究しましょう。
フランチャイズへの加盟も検討する
いきなり独力で結婚相談所の開業をしようとしても失敗する可能性は高いです。
そこで、最初はフランチャイズに加盟して始めるという方法があります。
フランチャイズに加盟をすれば、さまざまなノウハウを得ることが可能です。
ブランド力を利用することができ、集客のためのサポートも受けられるため、すぐに経営を軌道に乗せられます。
リスクの少ない状態で結婚相談所の開業を実現できるのです。
法人設立のことは専門家に相談する
結婚相談所の開業で法人設立を検討しているならば専門家に相談しましょう。
自分で法人設立を進めるのは、手続きに手間がかかり、ミスをする可能性もあります。
また、節税対策なども考慮する必要があり、知識がないと難しい部分が多いです。
専門家に任せれば、手続きを自分でする時間を節約でき、正しい申請ができます。
節税対策なども考慮した法人設立ができるでしょう。
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結婚相談所を開業する際にはしっかりと計画を立てることが大切です。
コンセプトの考え方や集客方法、料金設定など意識すべきポイントはたくさんあります。
本記事を参考にすることで結婚相談所の開業が成功する可能性を高められるでしょう。
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