最近では、在宅勤務での体の衰えなどが気になることからジムに通う人も多くなってきています。
一方で、コロナ禍になって集団で密集してトレーニングをするジム施設に関しては、敬遠されやすい傾向があるのも事実です。
そこで、この記事ではジムを開業するための費用や、ジムを開業して成功するためのポイントについて紹介していきます。
ジムを開業するための費用とは?
ジムを開業するための費用は、パーソナルジムを開業するのかスポーツジムを開業するのかによっても大きく異なります。
スポーツジムを開業する際は、テナントとして入居するだけではなく、ジムに設置するトレーニング器具も購入する必要があります。
そのほかにも、管理費用や人件費も必要です。
それらの費用を合計すると、初期費用1000万円前後かかることが多いでしょう。
一方で、パーソナルジムの場合は、自社でジム施設を持ってないこともあります。
最近では、レンタルジムのように個室の空間で、トレーニング器具だけが置いてある場所もあります。
そのような場所をレンタルすることで、パーソナルトレーニングを実施することは可能です。
パーソナルトレーナーでも初期費用をかけられない人は、レンタルジムでパーソナルトレーニングを実施している人もいます。
ジムの種類とは?
ジムの種類には、以下のものがあります。
- フィットネスジム
- パーソナルジム
- スポーツジム
フィットネスジム
フィットネスジムとは、フィットネスを中心にしたジムのことで、トレーニングより身体の運動機能を維持することを目的にしている人が多いです。
フィットネスジムの中には、スタジオなどを備えているところもあり、ヨガなどトレーニング以外の方法で運動を行うこともあります。
その他にも、独自のプログラムを組んで利用者様が楽しんでトレーニングができるような環境を構築してるところも多いです。
また、最近では女性専用のフィットネスジムなどもあり、女性でも気軽に訪れられるようなフィットネスジムもあります。
パーソナルジム
パーソナルジムとは、トレーナーと一対一でトレーニングができるジムのことです。
パーソナルジムは、コロナ禍で人気が高まっているジム形態のひとつです。
パーソナルジムの場合は、スポーツジムやフィットネスジムのように集団でトレーニングをすることがありません。
そのため、コロナへの感染リスクを抑えることが可能です。
また、パーソナルトレーニングの場合は、自分に合ったトレーニングを提案してくれるので、より効果的に体を鍛えることが可能です。
その他に、パーソナルジムの中には食事の提案やメンタル面でのサポートを行うところもあります。
このような背景から、トレーニングを続けるためにパーソナルジムに通うという利用者も多いです。
一方で、パーソナルジムの場合はフィットネスジムやスポーツジムと比較して、料金が高くなることも多いです。
また、利用者1人に対して1人のトレーナーが必要なので、人件費も高くなってしまうのが、経営上のデメリットと言えるでしょう。
スポーツジム
スポーツジムとは、一般的に想像されるジムのことでトレーニングをしれ体を鍛えることが目的です。
有名なところではゴールドジムなどが挙げられるでしょう。
スポーツジムの中には、24時間開いているところもあり、最近では24時間開いているジムが人気です。
24時間開いているジムの中には、トレーニング器具だけが置いてあり、利用者が自分にカードキーをかざすことで入場できるようにして、人件費を抑えているところも多いです。
成功するジムを開業するためのポイント
成功するジムを開業するためのポイントは、以下の3つです。
- 利用者のニーズに応える環境を構築する
- ジムの特徴を明確にする
- 客観的な実績をつける
利用者のニーズに応える環境を構築する
ジムを開業する際には、利用者のニーズに応える環境を構築することが重要です。
例えば、パーソナルジムを利用したいと思っている人のなかには、トレーニング自体のやり方が分からないと思っている人や、トレーニングが続かないと思ってる人も多いでしょう。
このような人のニーズに応えるためには、トレーナーが一対一になって親身に寄り添うだけでなく、アプリなどを開発したうえで利用者の健康状態など常にトレーナーが把握できるようにしておくのも1つの手段でしょう。
その他にも、食事の提案を毎日したり、食事を届けるサービスを提供することで利用者のニーズに応えることができる場合もあります。
スポーツジムの場合でも、トレーニングをしたいという目的だけではなく、スポーツジムに通う人の中には、自分のトレーニング理論に基づいてトレーニングするための器具を使いたいと思ってる人もいます。
そのため、トレーニングジムを開業する場合には、多くの器具を設置するだけではなく、複数人が同時に利用できるような環境を構築していくことが重要です。
その他にも、通いやすいように駅の近くに立地することも重要になってくるでしょう。
このように、利用者のニーズに応える環境を構築していくことが、成功するジムを開業する上で非常に重要なことです。
ジムの特徴を明確にする
ジムの特徴を明確にすることも、成功するジムを開業する上では非常に重要なことです。
ジムの特徴には、24時間オープンや女性専用などがあります。
このように、ジムの特徴を明確にすることで、利用者がそのジムを選ぶ理由になるでしょう。
皆さんも、何か商品を購入する際に理由なく購入するということは少ないと思います。
何かを比較検討する際には、選ぶ基準や選ぶ理由が必要になることが多いです。
その際に、ジムの特徴が明確になっていると、お客様にとってもそのジムを選ぶ理由になるでしょう。
例えば、パーソナルジムの中でも価格が安いジムもあれば、サポートが充実しているジムもあるでしょう。
このように、パーソナルジムという一つのジム形態の中でも、ジムの特徴を作ることは可能です。
客観的な実績をつける
成功するジムを開業するためには、客観的な実績をつけることも重要です。
客観的な実績では、利用者様のトレーニング前後のビフォーアフター写真を掲載して、トレーニングをすることでどのくらい痩せれるのかを一つの実績とするのもいいでしょう。
その他にも、トレーナーが持っている資格を実績として公表するのも良いです。
このように、ジムとしてどのような実績があるのかを明確にしていくことが重要でしょう。
特に、トレーニングをしたいと思っている利用者様の中には、どのようにジムを選べばいいのか分からない方も多いです。
そのため、利用者の選ぶ要素の1つとして実績を公開するのは有効でしょう。
ジムを開業するのに向いている人
ジムを開業するのに向いている人は、以下のような人です。
- 自分なりのトレーニング理論を持っている人
- 人とのコミュニケーションが得意な人
- 言語化して話せる人
自分なりのトレーニング理論を持っている人
自分なりのトレーニング理論を持っている人も、ジムを開業するのには向いています。
ジムを開業して利用者を集めるためには、トレーニングに関してのプロセスや実績が必要になるでしょう。
その際に、自分なりのトレーニング理論を持っていて、そのトレーニング理論を実践したところ成功したという、成功体験があれば利用者様にも信頼されやすいでしょう。
一方で、自分なりのトレーニング理論がなく、雑誌や書籍の受け売りのような誰でもできるトレーニングを行ってしまうと、利用者様から不信感を持たれてしまう原因にもなりかねません。
そのため、自分なりのトレーニング理論を持っていて、その理論を基にトレーニングが実施できると、大きな特徴にもなり成功しやすいとも言えるでしょう。
人とのコミュニケーションが得意な人
人とのコミュニケーションが得意な人も、ジムを開業するのには向いています。
ジムを開業する際には、人とのコミュニケーションが必須になる場合が多いです。
特に、パーソナルジムの場合はお客様と一対一でトレーニングをするだけではなく、お客様との会話をトレーナーがリードしなくてはいけません。
そのため、コミュニケーションが得意でないと、トレーナーとしての信頼を得られない可能性もあります。
逆に、人とのコミュニケーションが得意であれば、トレーニングの効果をそこまで実感できなくても、信頼してトレーニングしようと利用者様が思ってくれることも多いです。
言語化して話せる人
体の動きを言語化して話せる人は、ジムを開業するのに向いているでしょう。
トレーニングのように、体を使って行う動作の場合、言語化して利用者様に伝えることができないと、利用者様が再現できないという状況に陥ってしまいます。
この点、言語化して自分の体の動きを説明できる人の場合は、利用者様が自分の中でイメージしやすい形で、動作を伝えることができ、その結果利用者様も効果的なトレーニングを実践することができるでしょう。
まとめ
ジムを開業する際には、自分が理想としているジムの形態をもとに、どのようなジムを展開していくかを決めるといいでしょう。
また、最近では特徴を持ったジムも多く、ただトレーニングをするだけのジムは淘汰されることも考えられます。
そのため、ジムを開業する際には、自分のジムの特徴は何かを明確にできるといいでしょう。
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