エステティシャンとして経験を積んで、自分でエステサロンを開業したいという方もいらっしゃるかもしれません。
この記事ではエステサロンを開業するために必要な準備や情報について、お伝えしていきます。
エステサロンを開業するには、資格が必要なのかについて解説します。
またエステサロン開業を成功させるためのポイントやステップについて、紹介していきます。
エステサロンを開業することに興味ある方は、ぜひ最後までお読みください。
エステサロンを開業するのに資格は必要？
エステサロンを開業するのに特別な資格は必要ありません。
資格がなくても、エステティシャンを名乗り、施術することが可能なのです。
そして、保健所に特別な届出をする必要もありません。
ただし、フェイシャルエステやボディケア、痩身などの施術をするには、スクールに通うなどして技術を身につける必要があります。
そして、民間のエステティシャン協会が主催する、資格には以下のようなものがあります。
- AJESTHE認定エステティシャン
- AEA認定エステティシャン
- CIDESCO（シデスコ）国際ライセンス
- CIDESCO衛生管理資格
エステサロンを開業するのに、取っておくといい資格について、それぞれ説明します。
AJESTHE認定エステティシャン
AJESTHE認定エステティシャンの資格は、日本エステティック協会による認定資格です。
エステティックサービスに関する基本的な知識・技術を取得・提供できるようになります。
日本エステティック協会の認定校に入学し、300時間か1000時間のコースを選び受講します。
300時間コースの場合は、センター試験に合格した場合のみ資格を取得でき、1000時間コースはセンター試験免除で資格取得できます。
AEA認定エステティシャン
AEA認定エステティシャンは、日本エステティック業協会による資格です。
AEA認定校でカリキュラムを受講するか、エステサロンでの実務経験により資格取得できます。
プロのエステティシャンとして、施術や接客サービスで高い質のサービスを提供できるための資格です。
CIDESCO（シデスコ）国際ライセンス
CIDESCO（シデスコ）国際ライセンスは、スイスが本部にあるエステティック国際組織「CIDESCO」による資格です。
シデスコ国際ライセンスは、世界共通の試験を実施しています。
エステティシャンとしてのクオリティを高めるために、世界品質の技術を身につけることが可能です。
CIDESCOによるトレーニングによって、世界水準の理論と技術を見つけるエスティシャンを育成します。
CIDESCO衛生管理資格
CIDESCO衛生管理資格は、日本で運営する一般社団法人CIDESCO-NIPPONにより、主催されている資格です。
例えばオイルマッサージのオイルが、特別なマッサージであったりとか、痛みが全くなくとても早い脱毛ができるなど他店には無い内容を展開していきます。
コロナウィルス感染拡大を受けて、本部におり衛生知識の徹底を促すために作られた資格です。
試験は、25問の選択問題から出題され、20問以上正解すると合格になります。
CIDESCO衛生管理資格の受講料は、2,240円です。
エステサロンを開業するには
エステサロンを開業するには、以下のような準備が必要です。
- 物件を探す
- 内装・外装工事
- 必要な機材・設備の準備
エステサロンを開業するために必要なことについて、それぞれ説明します。
物件を探す
まずエステサロンの店舗となる物件を、探していく必要があります。
物件を探す際に大切なのが、立地条件です。
立地条件は都心部と地方によって、それぞれ条件が異なってきます。
都心部であれば駅から近いのが良い条件でありますし、地方であれば車移動のお客様が来店するため駐車場が広い物件が望ましいでしょう。
そして物件は居抜き物件かリフォームするかの選択があります。
居抜き物件は、前に使っていた店舗をそのまま使えるため、内装工事などが最小限で済みます。
しかし自分のオリジナルな内装を実現したい場合には、ある程度お金をかけて、内装を完成させる必要があるでしょう。
またエステサロンの店舗として大切なのは、外観も綺麗なことです。
内装・外装工事
続いて必要なのが、内装・外装工事です。
内装については、エステサロンのイメージとなるとても大切な工事なので、自分のコンセプトを反映するようにしていきます。
お客様が居心地のいい空間を創っていくことが大切です。
また外装工事については、看板などを設置し、通りすがりの人の認知を促すような外装を心がけるようにします。
内装・外装工事は、そのエステサロンのブランディングにも関わってくるため、とても大切な準備になります。
必要な機材・設備の準備
エステサロン開業のための準備として必要な機材・設備の準備をします。
必要な機材や設備は、エステ用のベッドやホットタオルキャビネット、家具などの他、連絡やホームページの管理などに使うパソコンも必要です。
また、お客様のローブなども準備しておく必要があります。
そして、エステサロンで使うオイルやスチームなども準備しておきます。
もし、脱毛マシンなどを準備する場合には、数百万円規模で資金が必要になります。
エステサロン開業を成功させるためのポイント
エステサロン開業を成功させるためのポイントは、以下のようなことがあります。
- リピーターの獲得
- 価格競争にならないように、施術内容で他店との差別化を図る
- 居心地のいい空間を作り上げる
- 初期費用を抑える
- 固定費を抑える
エステサロン開業を成功させるためのポイントを、それぞれ説明します。
リピーターの獲得
エステサロン開業成功のためにできることとして、リピーターの獲得があります。
いかにお客様に満足していただき、リピーターになってもらえるかが大事です。
そのためには日々施術のスキルを磨き、他にも講習などに出ていく必要があるでしょう。
そして、リピーター獲得のためには、お客様との繋がりを持っていく必要があります。
SNSのアカウントを交換するなどして、お客様が来店しない時にもつながり、忘れないようにしてもらう必要があります。
価格競争にならないように、施術内容で他店との差別化を図る
価格競争にならないように施術内容で、他店との差別化を図る必要があります。
エステサロンとしての特色は、どのようなものがあるかを見極めていく必要があります。
そのためには、自分の得意とする施術がどういったものなのかを把握し、それを伸ばしていく必要があるのです。
そのように施術内容で他店との差別化を図れば、価格競争にならないで済みます。
居心地のいい空間を作り上げる
エステサロン開業成功のポイントとして、居心地の良い空間を作り上げるということがあります。
女性のお客様が何度も来店して頂けるようにするには、特別な空間と時間を過ごしてもらえるようにするということです。
内装を高級感のある物にしたり、特別なローブやアフターティーを出したりなど居心地の良い空間・時間を作り上げて行きます。
居心地のいい空間をつくりあげれば、お客様はリピーターとして来店するだけでなく、口コミを広げてくれるようになるでしょう。
初期費用を抑える
エステサロン開業の成功のためのポイントとして初期費用を抑え、スモールスタートするということがあります。
エステサロンの開業を大きく展開しようと、多くの従業員を雇ったり、敷金・礼金の高い店舗を構えたりすることがあるかもしれません。
しかし、初期費用を大きくしてしまうと、エステサロン開業後、失敗する可能性があります。
開業当初は、エステサロンとしての経験を積みながら、徐々に大きくしていくのがよいでしょう。
固定費を抑える
エステサロン開業の成功のためのポイントとして、固定費を抑えるということがあります。
エステサロンを開業した多くの店舗がお店をたたむという理由は、固定費が高いということです。
店舗の高い家賃や人件費、美容機器のリース代、広告費などがかさんでしまい、いくら売り上げが上がったとしても利益がほとんど残らないということがあります。
エステサロン開業成功のためには、固定費を抑える必要があります。
エステサロン開業のためのステップ
エステサロン開業のためのステップは、以下の通りです。
- 顧客ターゲットを明確にする
- エステサロンのコンセプトを決める
- 必要な資金を準備する
- 不動産を準備する
- 開業届を出す
- 備品を揃える
エステサロン開業のためのステップについて、それぞれ説明します。
顧客ターゲットを明確にする
エステサロン開業ための最初のステップとして、顧客ターゲットを明確にするということがあります。
どのような年代で、どのような職業の方で、どのような趣味を持った方なのかターゲットを決めます。
そのように顧客ターゲットを明確にすることで、お店のコンセプトが明らかになっていきます。
また美容に興味がある人全てをターゲットにするのでは、店のコンセプトが不明瞭になってしまいます。
市場を切ってセグメント化することで、ターゲットとなる顧客を分けられます。
エステサロンのコンセプトを決める
顧客ターゲットが決まったら、次にエステサロンのコンセプトを決めます。
顧客ターゲットがどのようになってほしいのか、どのようなサービスを提供していくのかを決めます。
エステサロンのコンセプトが決まれば、軸となるものが固まり、サービスを提供する準備が進められます。
エステサロンのコンセプトが決まっていないと、軸がぶれてしまい、お店を運営していけなくなってしまいます。
エステサロンのコンセプトの決定は、とても大事な作業です。
必要な資金を準備する
次にエステサロンを運営していくための必要な資金を、準備します。
物件の取得費、家賃、人件費、エステサロンの用具の費用、家具の準備、そのほかパソコンなどの準備に必要な資金を集めていきます。
自分の貯金による自己資金で準備できればいいですが、そうでない場合には融資を受ける必要があります。
物件を準備する
次に物件を準備します。
ターゲットとする顧客が、どのようなところにいるのかを考え店舗の物件を取得していきます。
人通りの多い駅近の物件などは集客が容易ですが、物件費用が高くなってしまうため、そのバランスを考えて選んでいく必要があるでしょう。
また初期費用や固定費を下げるためには、自宅でエステサロンを開業するのもおすすめです。
個人事業主として開業するか、会社設立するか
次に、個人事業主としてエステサロンを開業する場合には税務署に開業届を提出します。
A4の１枚の紙に必要項目を記入し提出すれば、開業することが可能です。
また、店舗を複数構えたり、従業員を多く雇い事業を大きくする場合には、会社を設立するのがおすすめです。
会社設立は、多くの書類や手続きが必要なため、専門家に問い合わせるのがおすすめです。
備品を揃える
エステサロン開業のために必要な備品を揃えます。
エステ用ベッドやエステ用機器などは必須となってきます。
そのようなエステサロンの備品というものは、インターネットの専用サイトや通販サイトなどで購入できます。
店のコンセプトに合った備品を、揃えていく必要があるでしょう。
エステサロン開業を会社設立により行う場合
エステサロン開業を個人事業主ではなく会社設立により行うことも可能です。
会社を設立する場合には、株式会社設立か合同会社設立の選択肢があります。
設立費用は、株式会社の場合には202,000円以上から、合同会社の場合には6万円以上かかります。
会社を設立すると個人事業主の場合よりも、社会的な信用を得られやすくなるというメリットがあります。
一方で会社を設立する場合には、初期費用がかかったり、赤字でも税金がかかるなどのデメリットもあります。
個人事業主で開業するか、会社を設立するかは、専門家に問い合わせるとよいでしょう。
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エステサロンを開業する際は、ぜひご相談を！
エステサロンの従業員として働いている人が、自分のエステサロンを開業したいと考えることはあるかもしれません。
エステサロンを開業するには、以下のような準備が必要です。
- 物件を探す
- 内装・外装工事
- 必要な機材・設備の準備
エステサロン開業には、それなりの準備と資金が必要となります。
開業に関して、分からないことがある場合は、詳しい専門家に相談するのがおすすめです。
当社では、土日祝日、平日夜間でも24時間相談受付中です。
開業・税務に関して、納得いくまで何度でも相談できます。
個人事業主と会社設立のどちらにしたほうがいいのかの相談もできます。
対面のみならず、オンライン面談やLINEでも相談可能です。
もし、個人事業主ではなく、会社を設立し開業する場合は、多くの必要書類の準備や手続きが必要です。
さらに、法務局へ登記した後も、税務署への手続きなどやらなければならないことはたくさんあります。
開業する際は、やはり豊富な経験と知見がある専門家に相談した方が安心できます。
もし、開業に関してお悩みならぜひ経営サポートプラスアルファにお気軽にご相談ください。
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