幼児教室の開業でかかる費用とは?成功するポイントも徹底紹介

近年、日本の合計特殊出生率が減っていることから、子供の人数が減っていると言えます。

一方で、子供の人数が減ることで親が一人の子供に対して使うことができるお金が増えるというのも事実です。

そこで、最近人気が高まっているのが幼児からの教育です。

その中でも特に顕著なものが小学校受験向けの幼児教室です。

そこでこの記事では、幼児教室を開業したいと思っている人に向けて、幼児教室を開業するためにかかる費用や、幼児教室を開業して成功するためのポイントについて紹介していきます。

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幼児教室を開業するのにかかる費用

幼児教室を開業するには、概ね500万円から1000万円前後の初期費用と100万円前後の固定費が毎月かかることが多いです。

幼児教室を開業するための費用項目には、以下のものがあります。

  • テナント賃料
  • 保証金・礼金
  • 改装費用
  • 人件費
  • 広告費用
  • 光熱費

特に、幼児教室を開業する際にかかる費用で大きなウエイトを占めるのが、テナント賃料と人件費です。

幼児教室のなかでも、お受験を対象にした幼児教室の場合は、高所得者層がターゲットになるでしょう。

そのため、テナントも郊外ではなく、都心部に借りる必要があります。

また、人気の小学校は都心にあることも多く、必然的にお受験を検討している人は都心に住んでいる人に限られることが多いです。

そのため、家賃が大きなウエイトを占めてしまうことが多いです。

そのほかにも、幼児教室の場合は学習塾とは違い、通う児童が低年齢の児童ばかりになるので、その分講師の数も多くなります。

一般的には、幼児教室で行う授業にもよりますが、児童5人に1人の人員が必要になると言われています。

このように、幼児教室を運営するには、講師が必要になり、講師を採用するための費用や人件費が毎月の固定費として必要になります。

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幼児教室を開業する際のポイント

幼児教室を開業する際のポイントは、以下の3つです。

  1. ターゲットを明確にする
  2. フランチャイズ展開を検討する
  3. 学習塾の併設

ターゲットを明確にする

幼児教室を開業する際には、ターゲットを明確にすることが重要です。

幼児教室と一口に言っても、小学校受験向けの幼児教室なのか、児童の能力開発のための幼児教室なのか、はたまた運動能力を高めるための幼児教室なのか様々な目的が考えられます。

小学校受験向けの幼児教室の場合は、一般的な幼児教室とは違い受験に特化した教育をしていくことが必要です。

一方で、小学校向けの幼児教室の場合は、通う幼児が小学校を受験したいと思っている人がほとんどなので、小学校受験の実績があれば紹介などで児童を比較的簡単に集客できるという特徴があります。

また、小学校受験をしたいと思っている親御様の多くは、一般的な家庭の世帯年収よりも世帯年収が高い傾向にあるので、幼児教室に対して支払うことができるお金も多くなるでしょう。

そのため、幼児教室として開業して、小学校受験をメインに行なっていくと実績が積み上がるごとに比較的経営を安定させやすくなります。

その他にも、最近人気なのが児童の能力開発のための幼児教室です。

有名な所では、モンテッソーリ教育などがあります。

このように、児童の能力を若いうちから引き出すための教育を受けさせたいと思っている親御様も多いでしょう。

このような親御様のなかには、小学校受験を検討されている方もいますが、小学校受験を検討されていない方であっても習い事の一つとして幼児教室に通わせることもあります。

このような客層をターゲットにしていくことで、より多くのお客さんを獲得することが可能です。

フランチャイズ展開を検討する

幼児教室を開業する際には、フランチャイズ展開を検討するといいでしょう。

幼児教室は、幼児教室での勤務経験があるだけでは開業してもうまくいかないことがあります。

これは、幼児教室の対象が子供だけではなく、親御様になる可能性もあるからです。

例えば、小学校受験の場合はお子様のお受験に対しての意識を向上させることも重要ですが、それ以上に親御様がお受験に対して理解をすることも重要です。

そのためには、親御様の前で説得力のあるプレゼンを行う必要もあるでしょう。

その他にも、小学校受験の場合はお受験の場で面接があるので、親御様に対して面接練習などを行う必要もあります。

このような際に、具体的な知識やプロセスがしっかりしていないと、不信感を持たれてしまうこともあります。

その点、フランチャイズの場合は幼児教室として運営していくだけの情報提供のみではなく、親御様との向き合い方などのマニュアルも提供されることが多いです。

その他にも、フランチャイズとして展開していくことでブランドの看板を使えるという大きなメリットもあります。

幼児教室の場合、特定の幼児教室の教育方法のみがフューチャーされることが多いです。

そのため、すでにフューチャーされているブランドの看板を使って幼児教室をフランチャイズ展開できると、開業当初から多くのお客様を集客することが可能でしょう。

一方で、すでに教育方法が確立されていることが多いフランチャイズ展開の場合、自分の教育方法を活かせないことも多く、フランチャイズ本部のやり方が正しいやり方になることも多いです。

自分で信念を持って教育をしていきたいと思っている場合は、フランチャイズではなく自分で開業していく方法も考えると良いでしょう。

学習塾の併設

幼児教室を開業する際には、学習塾の併設など幼児以外でも通えるような場所にすることが重要です。

幼児教室の一般的な年齢対象は3歳から5歳程度と言われています。

そのため、一人の幼児が長く通っても3年です。

一方で、学習塾の場合は小学校低学年から通うことができ、高校受験、大学受験まで見ることができれば、10年以上のお付き合いをすることもできます。

また、幼児教室に通っているお子様および親御さんは教育に対して熱心であると考えられます。

その点で、若いうちから学習塾に通わせたいと思っている親御様も多いでしょう。

一方で、お子様にとってはいきなり環境が変わることは、ストレスになってしまうのも事実です。

そこで、幼児教室として今まで通っていた場所で、学習塾を併設することで児童へのストレスを減らせることができ、また幼児教室の修了後にお子様をそのまま学習塾の方に誘導することもできるので、一石二鳥と言えるでしょう。

また、学習塾を併設することでアイドルタイムもなくせるというのも大きなメリットです。

幼児教室の場合、どうしても親御様がお子様を幼児教室に連れてこれる時間になるので、土日での開講がメインになります。

そのため、平日は比較的アイドルタイムが生まれやすいというのがデメリットです。

この点、学習塾を併設することで平日のアイドルタイムは、学習塾の教室として利用することができます。

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幼児教室で成功するための方法とは?

幼児教室で成功するための方法は、以下の3つです。

  1. クチコミで集客できるようにする
  2. 実績を作る
  3. 親世代へのマーケティング

クチコミで集客できるようにする

幼児教室の主な集客手段は口コミです。

幼児教室は、兄弟が通っている人がそのまま下の子を通わせることもあります。

その他にも、ママ友同士の口コミから幼児教室の噂が広まって、多くの児童が集まるということも考えられるでしょう。

特に、幼児教室の場合、知っているお友達が通っている幼児教室のほうが安心して通わせられると思う親御様も多いです。

一方で、口コミで集客するためには一人一人のお客様に対して、最高のパフォーマンスを提供した上で、親御様への接し方が重要になります。

特に、幼児教室の場合はお子様からの評価も重要ですが、親御様が幼児教室に対してどのような印象を持っているかが重要です。

その点で、親御様に対して誠実な対応ができていれば、信頼できる幼児教室として多くのママ友に広がっていく可能性も考えられます。

実績を作る

幼児教室として開業して成功するためには、実績をつくることも重要です。

一番目に見える実績が、小学校の受験成績です。

幼児教室は、昔からお受験のための塾という印象があるので、お受験のために通われる方も多いです。

そのため、小学校の受験成績を大々的に宣伝することで、多くのお客様を獲得できるでしょう。

親世代へのマーケティング

幼児教室を開業して成功するためには、親世代へのマーケティングが重要です。

幼児教室は、学習塾とは違い幼児が自ら選んで入塾するということは少ないです。

一般的には、親御様が選んだ幼児教室に入塾させることになるので、親世代へのマーケティングが重要です。

家庭内での決裁権を持つことが多いお父様へのマーケティグとしては、経済雑誌や新聞への広告出稿も有効でしょう。

そのほかにも、ママ向けのポータルサイトなどに広告を出稿するのも有効な手段です。 

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まとめ   

幼児教室は、開業すること自体は簡単で在庫を抱えることもないので、経営を健全化させやすいでしょう。

一方で、集客では実績があるだけではなく、紹介制度を設けるなどオフラインで周知されていくような仕組みの構築が必要です。

また、アイドルタイムを産まないように学習塾など幼児が成長していく段階で必要になる施設を併設するのも、1つの方法になります。

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