英会話教室を開業したいと思っている人に向けて、この記事では英会話教室を開業する際のポイントや、英会話教室の今後の需要について紹介します。
英会話教室の需要とは?
英会話教室の需要は、今後もさらに拡大していくことが予想されます。
英会話の需要というのは、昔から変わらず存在します。
これは、英語が世界の公用語としてビジネスだけではなく、日常会話でも中心的な言語になるからです。
特に、海外出張が多い商社やメーカー関係の人には、英会話の需要が高いのは今後も変わらないでしょう。
一方で、英会話教室をオフラインで習うという需要については、今後減少していく可能性があります。
これは、現在フィリピン人講師などの外国人講師を雇用したオンラインの英会話教室で、英会話を格安で学ぶことができるためです。
オンラインの英会話教室は、どうしてもオフラインの英会話教室と比較すると、価格が安く設定されています。
また、フィリピン人を現地で雇用している場合、人件費も日本の半分から1/3程度に抑えることが可能です。
その結果、英会話教室の費用を抑えることができます。
このような側面から、最近ではオンラインでの英会話教室が主流になっています。
一方で、オフラインで話す英会話教室の需要もあるのは事実です。
英会話を学ぶという点では、オンラインでも問題ないことが多いでしょう。
しかし、実際に話すとなった場合には、オフラインで会話練習をしたいと思っている人も一定数います。
英会話教室を開業する際のポイントとは?
英会話教室を開業する際のポイントは、以下の3つです。
- オンラインでも受講できる体制にする
- 講師を選択できるようにする
- レベル分けをしてニーズに合うようにする
オンラインでも受講できる体制にする
英会話教室を日本で開業する際には、オフラインでの英会話教室が基本になります。
一方で、最近ではオンラインでの需要も拡大しています。
特に、コロナ禍になってからオフラインでのグループでの会話は、感染リスクが高いと懸念される傾向があります。
ビジネスマンの場合は、業務都合上コロナになってしまうリスクを最大限抑えるために、オフラインでグループで話すような場所に行かないことも多いです。
そのため、日本で開業するオフラインの英会話教室でも、オンラインで受講できる体制を構築していくことが重要でしょう。
オンラインで英会話教室を展開していく際には、特別な設備などは必要なくZOOMやSkype などのテレビ電話システムを使うことで、簡単にオンラインでの授業を実現することができます。
講師を選択できるようにする
英会話教室を開業する際には、講師を選択できるようにするといいでしょう。
英会話教室の場合。特に講師との相性が教室に継続的に通ってくれるかどうかの判断基準になります。
そのため、多くの講師を雇った上で受講者は、自分に合った講師を選択できるようにすると継続率が高くなると考えられます。
また、講師によっては得意としている分野が違うのも事実です。
日本人で英語ができる講師の場合、TOEICやTOEFLなどの英語の資格試験向けの講座は人気になることが多いですが、英会話となると日本人で英語ができる講師の需要は小さくなります。
これは、英会話教室に通う多くの人が、英語で会話をして、更に英語で「外国人」と話すという所にニーズを感じているからです。
そのため、TOEICやTOEFLなどの資格勉強のための授業を開講する場合は日本人講師、英会話を楽しむもしくは英会話力を高めたいと思っている受講者向けのクラスには外国人講師を配置するなど工夫をしていくことが重要になります。
レベル分けをしてニーズに合うようにする
英会話教室を開業する際には、レベル・目的別の授業を展開して受講者のニーズに合うようにすることが重要です。
英会話と一口に言っても、受講者一人一人で話すことができるレベルは違います。
また、自分のレベルに合っていない場合、受講者は引け目を感じてしまい教室に通いにくくなってしまうこともあるでしょう。
逆に、レベルが低すぎると英会話教室に通っている意味がないと感じてしまい、教室から離れてしまう可能性もあります。
そのため、TOEICやTOEFLなどの資格試験のスコアを基準にレベル分けをして、受講者のニーズに合うようにしていくといいでしょう。
また、ビジネスマンが必要になるビジネス英語と日常会話で使う日常英語では、言い回しや必要になるセンテンス・ワードが違うことが多いです。
そのため、ビジネスマンにはビジネスマン向けのクラスを用意するなど、ニーズを確実に満たしていくことで受講者の契約率も高くなり、その後の継続率も高くなっていくことが予想されます。
成功している英会話教室の3つの特徴
成功している英会話教室の特徴は、以下の3つです。
- 紹介制度を導入している
- 企業や福利厚生サービス提供会社と連携している
- インターネットでのマーケティングに力を入れている
紹介制度を導入している
成功している英会話教室では、紹介制度を導入していることが多いです。
紹介制度とは、教室の受講者から他の受講者を紹介していただくもので、紹介してくれた受講者に対しては金銭的なキャッシュバックもしくはサービスを提供することが多いです。
紹介制度を導入することで、リファラルで受講者を集めることができ、受講者を集めるための広告費用などを削減することができます。
その他にも、紹介制度をもとに紹介された人の場合、一般的な受講希望者よりも契約率が高くなると考えられるでしょう。
企業や福利厚生サービス提供会社と連携している
最近では、企業や福利厚生サービス提供会社と連携している英会話教室も多いです。
企業では、英会話を従業員に習わせたいというニーズはあるものの、社内で英会話を習わせることができないというジレンマがあります。
そこで、外部の英会話教室などと連携をして、特定の英会話教室に通う場合は金銭的な負担が従業員にはないように、会社がお金を出すなどの制度を設けていることがあります。
その他には、福利厚生提供サービスの中で英会話教室を福利厚生の一つとして提供する場合もあります。
福利厚生提供サービスとは、社員向けの福利厚生を1つのパッケージとして企業などに販売している会社のことです。
このような福利厚生提供サービスと提携をすることで、ビジネスマンを中心に集客がしやすくなるというメリットがあります。
インターネットでのマーケティングに力を入れている
英会話教室を開業して成功している人の中には、インターネットでのマーケティングに力を入れている人が多いです。
最近ではYouTubeやInstagramを使ってマーケティングを行うこともあります。
もちろん、これらの媒体に対して広告を出稿することも多いですが、それ以外にもYouTubeチャンネルで英会話をする際に知っておいた方がいいフレーズを紹介したり、英会話が上達するポイントを紹介する。
このように、英会話と関連する投稿をしていくことで英会話教室の存在を知ってもらうことが可能です。
また、Instagramでも同様に知っておいた方がいいフレーズなどを提供していくことで、多くの視聴者に見てもらえる可能性があります。
YouTubeチャンネルの運用やInstagramは無料でできるので、マーケティングとしても初期費用を抑えて行えるのが大きな特徴です。
英会話教室を開業する際に気をつけることとは?
英会話教室を開業する際に気をつけることとは、以下の3つです。
- 通いやすい立地にする
- 付加価値を提供する
- 児童向けのコースを提供する
通いやすい立地にする
英会話教室の開業する際には、通いやすい立地に英会話教室を作ることも重要です。
ビジネスマン向けの場合は、ビジネス街の方が通いやすいことが多いでしょう。
一方で、主婦や子供向けの英会話教室の場合は、住宅街や郊外のターミナル駅周辺の方が通いやすいという方も多いです。
付加価値を提供する
英会話教室を開業する際には、付加価値を提供することも重要になってきます。
一番簡単な付加価値としては、英会話教室の受講中に資格試験を受けてもらい、資格試験の点数が上がらなければ全額を返金するなどです。
その他にも、様々な国の講師と話すことができることや、通い放題にするなど様々な付加価値を考えられるでしょう。
一方で、付加価値を考える際に気をつけなくてはいけないのが、経費率です。
付加価値を提供するがあまり、レッスンを行うごとに赤字になっていれば、経営を成り立たせることができないでしょう。
児童向けのコースを提供する
少子高齢化が進むにつれて、子供一人に対して使うことができる教育費の金額は、増加していくと考えられます。
その場合に、親のニーズとしては子供に英会話を習わせたいというものがあるでしょう。
英会話ができることで、子供の可能性を伸ばせるだけではなく、価値観を広げることもできるためです。
また、日本では英会話ができることが大きなアドバンテージになっており、同じ学歴であれば英会話ができる人を採用したいと思っている大企業もたくさんあります。
そのため、英会話教室を開業する際には、児童向けのコースを設置するといいでしょう。
まとめ
英会話教室をオフラインで開業するのは、現状厳しいでしょう。
しかし、ニーズとしては大きく、工夫次第では人気の英会話教室にすることも可能です。
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