最近は女性だけでなく、男性の美容意識も高まり、脱毛サロンのニーズは高まっています。
脱毛機器を揃え、脱毛サロンを開業したいと考えている方がいらっしゃるかもしれません。
ところで、脱毛サロン開業のためには、資格が必要なのでしょうか。
資格について解説していきます。
また必要な資金はどれくらいなのか紹介します。
脱毛サロン開業のためのステップについて、ひとつずつ説明します。
そして脱毛サロンを成功させるための秘訣についても紹介します。
脱毛サロンを開業することに興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
脱毛サロン開業には、資格は必要?
脱毛サロン開業のためには、施術内容によっては資格が必要になってきます。
厚生労働省のホームページを見ると、医師の資格が必要な場合があることが分かります。
脱毛サロンを開業する際には、医師の資格が必要な場合と必要でない場合があるのです。
医師の資格が必要ない場合について、見ていきましょう。
医師の資格がなくても開業するには
医師の資格がなくても脱毛できるのは、以下のような場合です。
- レーザー光線または強力なエネルギー光線を使わない
- 毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為を行わない
これら2点を守れば、医師免許がなくても脱毛サロンを開業できるのです。
逆に強力なエネルギー光線を使う場合や、毛乳頭などを破壊する行為をする場合には、医師免許が必要です。
レーザー光を肌表面に当てる医療レーザー脱毛は、医師の資格が必要です。
医療レーザー脱毛は、痛みがあります。
毛穴を一つずつ破壊するニードル脱毛も、医師の資格が必要です。
ニードル脱毛は、強い痛みがあります。
光脱毛は、医師の資格が必要ありません。
軽い痛みで済みます。
またブラジリアンワックスなどを利用した脱毛も資格は必要ありません。
そして、脱毛に関する資格には民間資格があります。
一般社団法人 日本脱毛安全普及協会主催の脱毛士検定や、一般社団法人 日本エステティック振興協議会主催の認定美容ライト脱毛資格制度などの資格を活用すると、信頼性向上が見込めます。
脱毛サロン開業には、脱毛機器の選定が重要
脱毛サロン開業の為に脱毛機器の選定は、とても大切です。
脱毛機器によってその脱毛効果や脱毛の単価、脱毛の時間などが変わってきます。
脱毛効果のない脱毛機器を使ってしまうと、脱毛サロンとして悪い口コミが広がり、集客が難しくなってしまいます。
また、あまりにも高い機器というものはコストがかかってしまい、利益を出すのが難しくなってしまうこともあります。
適正な価格で、脱毛効果の良い脱毛器を選ぶ必要があります。そして脱毛機器のメーカーのサポートというのがあるかどうかも、大切なポイントです。
次に、脱毛機器を選ぶ際のポイントについて、見ていきましょう。
脱毛機器の選び方
脱毛サロンで導入される脱毛機器は、光脱毛器がメインになります。
光脱毛器であれば、医師免許などの資格が必要なく、業務用から家庭用まで幅広くあります。
脱毛機器を選ぶ際のポイントは、施術にかかる時間が機器によって変わってきます。
施術時間を短くすればそれだけ顧客満足度が上がるとともに、時間単価をあげられます。
業務用脱毛器は、単発式と連射式というものがあります。
連射式は1秒あたり照射数が2発以上になり、多いものでは1秒間に10連射するものもあります。
単発式は、1発ずつ照射をするものです。1度に照射できる数が多ければそれだけ、施術時間も短くなります。
また施術時間だけでなく、脱毛したいと考えている人が気にするのが、施術が痛いかどうかということです。
脱毛機器によって、痛みの度合いというものは変わってきます。
光脱毛は発生させた熱により発毛の働きを抑制させるものですが、熱をお肌に当てるため、お肌へのダメージにより痛みを感じることがあります。
熱により痛みを感じるため、冷却機能を備えた脱毛機器であれば、痛みを抑えられるものがあります。
痛みのない脱毛機器を揃えることができれば、それだけ集客する際にアピールが可能です。
また脱毛機器を選ぶ際のポイントとして、ランニングコストも考える必要があります。
光脱毛機器は、光源ランプというものが使われており、消耗品です。
ショット数を使い切ると交換する必要があります。
総ショット数とランプ交換費用によりコストが変わってくるのです。
脱毛サロン開業のために必要な資金
脱毛サロン開業のためには、十分な資金を準備しておく必要があります。
店舗のための資金や脱毛機器など必要最低限のものは、準備します。
脱毛サロン開業を成功させるためには、最低限の資金を準備しておいた方が良いでしょう。
最低限の資金が無いと、サロンを開業できませんし、開業できたとしても運営維持が難しくなってしまいます。
脱毛サロン開業ために必要な資金は、以下のものがあります。
- 店舗の取得費や脱毛機器などの初期費用
- 家賃や従業員の給料などの運転費用
脱毛サロン開業のために必要な資金について、それぞれ説明します。
店舗の取得費や脱毛機器などの初期費用
脱毛サロンの開業のための初期費用として、店舗の取得費や内装・外装費用があります。
店舗物件の取得費は、200万円以上かかり、内装費も含めると300万円以上になる場合があります。
また、脱毛機器の購入も必要です。
業務用の脱毛器の場合には、数十万円〜200万円程度かかります。
高いものであれば、400万円以上のものもあります。
自分の脱毛サロンのコンセプトに合った機器を選ぶようにしましょう。
その他には、室内の照明や家具、施術用のベッドなどを購入する必要があります。
そして、お客様との連絡のやり取りやホームページやブログの更新などに使うパソコンも購入しておく必要があるでしょう。
脱毛サロン開業のためには、初期費用として500万円以上の費用が必要となることが多いでしょう。
脱毛サロン開業時に自己資金として準備しておけるなら問題ありませんが、足りない場合には融資を受ける必要があります。
家賃や従業員の給料などの運転費用
脱毛サロンを開業した後には、運転費用も毎月必要になります。
運転費用は店舗の家賃や人件費、光熱費や消耗品費などの固定費がかかります。
融資を受けている場合には、この他に返済費用も必要です。
脱毛サロン開業時にどれだけの固定費がかかるのか、あらかじめ計算しておき、少なくとも半年から1年分の運転費用は用意しておいた方が良いでしょう。
脱毛サロンの開業当初というのは、まず集客が十分にできておらず、売り上げもなかなか立ちづらい可能性があるからです。
脱毛サロン開業のためのステップ
次に、脱毛サロン開業のためのステップについて紹介します。
脱毛サロン開業のためのステップは、以下のようになります。
- 開業資金を準備する
- お店のコンセプトを決める
- 店舗物件の選定
- 備品・設備の準備
- 手続・届出をする
- 集客する
脱毛サロン開業のためのステップについて、それぞれ説明します。
開業資金を準備する
脱毛サロン開業を決めたら、はじめに開業資金の準備をします。
初期費用と運転費用を6ヶ月以上準備します。
開業資金は自己資金で準備できるのであれば問題ありませんが、足りない場合には集める必要があります。
家族から資金を集めるか、あるいは銀行や日本政策金融公庫から融資を受ける方法があります。
日本政策金融公庫は、はじめて開業する人でも、無担保、保証人なしで融資を受けられる可能性が高いです。
当社では、オンライン相談も可能な相談無料の創業融資サポートを行っております。
お店のコンセプトを決める
次にお店のコンセプトを決めていきます。
コンセプトが決まっているとそれだけで備品や内装などの具体化が進んでいきます。
例えば、「森の中のサロン」や「高級脱毛サロン」のようなコンセプトを決めていきます。
コンセプトを決める際には、自分の脱毛サロンがターゲットとする人を明確にし、その人が喜ぶようなものに決めていきます。
店舗物件の選定
続いて店舗物件の選定をしていきます。
脱毛サロンを自宅で開業する場合には、店舗物件の選定は必要ありません。
自宅が賃貸の場合には、オーナーに確認を取る必要があるでしょう。
店舗を借りる場合には、立地や価格、周囲に競合がいるかどうかなどを把握し選定していきます。
自分のターゲットとする顧客が、その地域にいるのかどうかを確認し、選定していきます。
そして周囲に競合が少ない地域を選ぶのも、大切です。
備品・設備の準備
次に備品や設備の準備をしていきます。一番大きな費用として、脱毛機器の準備があります。
自分の脱毛サロンのコンセプトに合った脱毛機器を選び、費用対効果を見極めながら選定していきます。
また備品の準備は、以下のようなものがあります。
- 施術用ベッド
- 椅子
- テーブル
- ベッドシーツ
- タオル
- 施術用ジェル
- 棚などの家具
- パソコン
家具は備品を置いておくために必要なもので、お店の内装などにあった家具を選定していきます。
パソコンは、お客様との連絡のためやホームページの管理などのために必要になります。
特別な機能は必要なく、最低限のもので良いでしょう。
手続・届出をする
脱毛サロンを開業するには、税務署に開業届を出す必要があります。
医療行為を伴わない脱毛サロンの場合には、その他の役所への手続きは必要ありません。
税務署に提出する開業届は、こちらからダウンロードできます。
納税地の住所、電話番号、氏名、生年月日、個人番号、職業、屋号などを記載して、管轄する税務署に提出します。
開業届は、提出用と控え用の2部を記載し提出します。
提出すると、税務署の印鑑を押してもらい、控え用を返してくれます。
開業届は、個人事業主としてサービスの手続きのときなどに必要となることがあるため、大事に保管しておきましょう。
集客する
そして最後にオフライン・オンラインで集客をしていきます。
オフラインの集客は、チラシやポスティングなどによる認知や、ショッピングカードを他店に置いてもらったりなどがあります。
オンラインではTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSを活用したり、ホームページによる集客、ホットペッパーを利用するなどの方法があります。
脱毛サロンを成功させるには
増えている脱毛サロンのお店の中で、自分の脱毛サロンを成功させるには、どうすればよいでしょうか。
脱毛サロンを成功させるポイントは、以下のようなことがあります。
- 集客のためのセグメントとターゲッティング
- SNS活用による集客
- 経営方法を学ぶ
脱毛サロンを成功させるためのポイントについて、それぞれ説明します。
集客のためのセグメントとターゲッティング
脱毛サロンを開業する際にどのような市場に対して展開していくのかということを決める必要があります。
脱毛サロンのニーズといっても、ヒゲ脱毛や全身脱毛、美脚のための脱毛など様々な市場に区切られます。
これをセグメントといいます。
そしてどの市場に展開していくのかを決める根拠を、ターゲティングで行っていきます。
ターゲティングについては、市場規模や競合の状態、市場の成長性や顧客の優先順位などの指標を参考にして行なっていきます。
SNS活用による集客
脱毛サロン開業を成功させるためのポイントとして、SNS活用による集客があります。
リピーター獲得のためにはSNS活用が必須となります。
来店したお客様とSNSのアカウントを交換し、店舗の外でも交流をしていくなどの方法もあります。
サービスをしている時以外にも、個人的な交流があれば、お客様は自分のことを忘れずにまた店舗に行こうと思ってもらえるからです。
経営方法を学ぶ
脱毛サロン開業を成功させるためには、経営方法を学んでいく必要があります。
脱毛サロンの機器選定や脱毛スキルだけでなく、経営に関しても確かな知識が必要となります。
最近ではオンラインスクールなどもあるため、経営の方法というのは簡単に学べます。
脱毛サロンを開業成功させるためにも、経営方法についてしっかりと学んでいきましょう。
脱毛サロンを開業する際は、ぜひご相談を!
最近では女性だけでなく、男性も美容意識が高まり脱毛サロンに通う男性も増えています。
そのような中で脱毛サロンを開業し、美意識の高まりを後押ししたいと考える人もいるかもしれません。
脱毛サロンを開業するためには、脱毛機器の選定や店舗の選定などをする必要があります。
開業に関して、分からないことがある場合は、詳しい専門家に相談するのがおすすめです。
当社では、土日祝日、平日夜間でも24時間相談受付中です。
開業・税務に関して、納得いくまで何度でも相談できます。
個人事業主と会社設立のどちらにしたほうがいいのかの相談もできます。
対面のみならず、オンライン面談やLINEでも相談可能です。
もし、個人事業主ではなく、会社を設立し開業する場合は、多くの必要書類の準備や手続きが必要です。
さらに、法務局へ登記した後も、税務署への手続きなどやらなければならないことはたくさんあります。
開業する際は、やはり豊富な経験と知見がある専門家に相談した方が安心できます。
もし、開業に関してお悩みならぜひ経営サポートプラスアルファにお気軽にご相談ください。
お客様の事業目的や事業計画から判断し、開業、会社設立・税務に関しても全力でサポートします。
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