溶接会社を立ち上げるためには、どうすればいいか説明していきます。
溶接会社立ち上げの流れや、必要な資金について解説していきます。
そして個人事業主ではなく、溶接会社を立ち上げるメリットについて解説します。
また溶接会社立ち上げ時の注意点についても、説明していきます。
最後に溶接会社を立ち上げた先輩からの経験について、紹介していきます。
会社を立ち上げようと考えている人や検討している人は、ぜひ最後までお読みください。
溶接会社の立ち上げ
企業に所属して溶接工として働いてる人の中には、いつか独立したいと考えてる人も多くいるでしょう。
ある程度の期間、企業で溶接工として仕事をして、技術を身につけ、準備ができたら溶接会社を立ち上げるということも可能です。
溶接工の中では50代、60代になってから町工場を開き、独立し会社を立ち上げるという人もいます。
まずは、溶接工の先輩から技術指導を受け、溶接工としての技術を身に付けることを第一に考え、準備ができたら溶接会社立ち上げを考えると良いでしょう。
溶接会社の立ち上げの流れ
溶接会社の立ち上げをするには、まず自分自身の溶接工としての技術が高い必要があります。
会社で働いてる時から、信頼してもらい、仕事の依頼を受けられるような状態になっている必要があるのです。
十分な技術がないと、会社を立ち上げても仕事の依頼がないということが起きてしまいます。
会社で仕事をしている間、取引先との関係を築き、仕事を依頼してもらえる状態を作っておきます。
また競合他社との差別化のために、必要な資格を取っておくこともよいでしょう。
溶接会社立ち上げの準備ができたならば、会社設立していきます。
会社設立は、法務局で登記申請します。
株式会社の場合であれば、定款認証も必要です。
溶接会社の立ち上げに必要な資金
溶接会社立ち上げに際しては、様々な用途のための資金が必要になります。
例えば、溶接機材やトラックなどを調達しておかなければなりません。
その他にも、パソコンなどの事務に必要なものも用意しておくと良いでしょう。
溶接機に関しては、数百万から数千万するものもありますが、中古であれば半額程度で収まります。
溶接会社に従業員を雇う場合には、従業員の給料のほか、社会保険に関する費用も必要です。
溶接会社立ち上げを目指して、企業で働いている場合は、これらの初期費用と運転資金を準備する必要があるでしょう。
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個人事業主ではなく、会社を立ち上げるメリット
個人事業主ではなく、溶接会社を立ち上げるメリットは、以下の通りです。
- 節税できる
- 信用を得られる
- 事業拡大できる
- 経費の範囲が広がる
個人事業主ではなく、溶接会社を立ち上げるメリットについて、それぞれ説明していきます。
節税できる
個人事業主ではなく、溶接会社を立ち上げるメリット1番目は、節税できるということです。
溶接会社を立ち上げるといくつかの点で節税ができます。
一つ目としては自分への給料は役員報酬として支払われますが、役員報酬の場合には給料所得控除が引かれるので、個人事業主として受け取る時よりも法人税や住民税の税金が少なく済むということです。
さらに役員報酬を定額で受け取るなど条件を満たせば、経費として計上することも可能です。
又二つ目としては、消費税の免税期間による節税効果があります。
溶接会社は売上が大きくなる場合がありますが、1千万円を超えたとしても、消費税がかかるのは2年度後からです。
個人事業主として2年間消費税の免除を受けた後に、会社立ち上げをすれば、またさらに2年度分消費税の免税が得られます。
以上が、個人事業主ではなく、溶接会社を立ち上げるメリット1番目の、節税できるということです。
信用を得られる
個人事業主ではなく溶接会社を立ち上げるメリット2番目は、信用を得られるということです。
個人事業主よりも会社を立ち上げた方が、社会的な信用を得られます。
社会保険に加入している法人でなければ取引しないという企業も存在します。
溶接会社を立ち上げれば、そのような企業に対しても営業が可能です。
新規開拓する場合にも、個人事業主よりも溶接会社を立ち上げた方が、営業しやすいです。
以上が、個人事業主ではなく溶接会社を立ち上げるメリット2番目の、信頼を得られるということです。
事業拡大できる
個人事業主ではなく、溶接会社を立ち上げるメリット3番目は、事業拡大できるということです。
溶接会社の立ち上げをすば、職人の数を増やすなどして大口の取引を受けることが可能になってきます。
溶接会社の立ち上げにより、管理や事務作業というものも増えてきますが、その分組織として広がる可能性があります。
将来的に自分のしている溶接の事業を拡大していきたいのであれば、会社の立ち上げも視野に入れる必要があるでしょう。
以上が、個人事業主ではなく、溶接会社を立ち上げるメリット3番目の、事業拡大できるということです。
経費の範囲が広がる
個人事業主ではなく、溶接会社を立ち上げるメリット4番目は、経費の範囲が広がるということです。
溶接会社の立ち上げをすれば、様々な経費の範囲が広がっていきます。
その他にも個人事業主ではできない出張手当というものも、付けられます。
国内であれば、日当5000円、海外なら日当1万円まで出すことが可能なのです。
交際費に関しては、資本金1億円以下の中小企業は、事業年度内において、800万円を超えた場合には、損金として計上できません。つまり、800万円まで交際費支出できます。
また、顧客と飲食する支出であった場合でも、1人当たりの支出が5000円以下の場合には、損金不算入の規制から外れます。
さらに、顧客とは関係なく社内のもの飲みを対象とした食事代のときは、原則として交際費と考えますが、従業員の慰安のために行われたものであれば、福利厚生費として計上できます。
以上が、個人事業主ではなく、溶接会社を立ち上げるメリット4番目の、経費の範囲が広がるということです。
次に、溶接会社立ち上げ時の注意点について説明します。
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溶接会社立ち上げ時の注意点
溶接会社立ち上げ時の注意点は、以下の通りです。
- 法人化のタイミングを考える
- 社会保険の引継ぎをする
溶接会社立ち上げ時の注意点について、それぞれ説明していきます。
法人化のタイミングを考える
溶接会社立ち上げ時の注意点一つ目は、法人化のタイミングを考えるということです。
溶接会社立ち上げのタイミングとしては、一つには売上が1千万円を超えた場合があります。
個人事業主で課税売上高が1,000万円を超えると、2年後には消費税の課税事業者になります。しかし個人事業主が法人化すると、過去の課税売上高はリセットされて、あらためて法人として2期先まで消費税の免税事業者になれるのです。
たとえ1,000万円の売り上げがあったとしても、700万円の経費がかかっている場合の利益は、300万円なのですが、会社立ち上げのタイミングとしては早いかもしれません。
立ち上げによる節税は、利益が大きければ大きいほど効果が表れてくるからです。
溶接会社立ち上げのタイミングとしては、利益が500万円以上になってから考えると良いでしょう。
以上が、溶接会社立ち上げ時の注意点一つ目の、法人化のタイミングを考えるということです。
社会保険の引継ぎをする
溶接会社立ち上げ時の注意点2つ目は、社会保険の引継ぎをするということです。
法人になると、人数にかかわらず、社会保険の加入が義務となります。
ひとり社長の法人でも社会保険の加入が義務付けられています。
社会保険とは、健康保険と厚生年金のことです。
個人事業主から溶接会社立ち上げをする場合には、これらの社会保険の加入の手続きをする必要があるでしょう。
以上が、溶接会社立ち上げ時の注意点2つ目の、社会保険の引継ぎをするということです。
次に、溶接会社を立ち上げた先輩の話について紹介します。
溶接会社を立ち上げた先輩から学ぼう。
会社を立ち上げるには、親から溶接工の技術を学びそして独立するという場合や、会社で働きながら溶接工としての技術を得て独立する場合があります。
どちらの場合でも、十分な溶接工の技術を身につけてから溶接会社の立ち上げをしています。
また溶接会社の中には古い慣習のまま続いていることがあるようです。
例えば、仕事の受注はFAXのみの受け付けており、さらにその後に電話で確認が必要といったような旧時代的な慣習です。
しかし新規に溶接会社を立ち上げた先輩は、そのような古いシステムを変えて、もっと簡単に取引ができるような工夫をしているようです。
せっかく溶接会社を立ち上げるのであれば、新しいものを取り込みながら、業務の効率化を図っていくとよいでしょう。
【まとめ】溶接会社の立ち上げサポートはおまかせください!
企業に所属して溶接工として働いてる人の中には、いつか独立したいと考えてる人も多くいるでしょう。
ある程度の期間、企業で溶接工として仕事をして、技術を身につけて、準備ができたらば溶接会社の立ち上げということも可能です。
個人事業主ではなく、溶接会社を立ち上げるメリットは、以下の通りです。
- 節税できる
- 信用を得られる
- 事業拡大できる
- 経費の範囲が広がる
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