プログラマとして働いている人の中には、将来的には独立したいと思っている人も多いのではないでしょうか。
実際に、プログラマは他の職業と比較して、独立する人が多い職業と言われています。
そこでこの記事では、プログラマとして独立できる人やプログラマとして独立した後の働き方について紹介していきます。
プログラマとして独立できる人の3つの特徴
プログラマとして独立できる人の特徴は、以下の3つです。
- コミュニケーションスキルに長けている
- 客観的な技術力が高い
- 学習意欲が高い
コミュニケーションスキルに長けている
プログラマとして独立して成功する人の特徴に、コミュニケーションスキルに長けているという特徴があります。
コミュニケーションスキルに関しては、どの職業でも必要ですが、特にプログラマとして独立する際には重要になってくる要素のひとつです。
プログラマとして独立すると、営業を自分でして自ら案件を取ってくる必要があります。
その他にも、プログラマとしてプロジェクトに関わる際には、初対面のチームメンバーとコミュニケーションをとったり、システムの仕様のプレゼンをすることも多いです。
そのため、プログラマとしての技術が高いことはもちろんのこと、コミュニケーションスキルがないと案件を獲得できないということもあります。
特に、プログラマの場合はコミュニケーションスキルが重要になってくる仕事が多く、単価の高い上流工程は、特にコミュニケーションスキルが必要になってくる傾向があります。
そのため、単価の高い案件を受けたい場合はコミュニケーションスキルが必須と考えておくといいでしょう。
逆に、誰でもできる作業のような場合は、自分一人でもできる作業が多いのでコミュニケーションスキルがなくても案件を獲得できることもありますが、そのぶん単価の低いのが注意点です。
客観的な技術力が高い
プログラマとして独立するためには、客観的な技術力が高いことが必要です。
技術力が高くてもその技術力を証明することができないと、仕事を獲得するのが難しいでしょう。
例えば、専門学校で多くの技術を学び、その後留学などをして海外の最新スキルを学んだプログラマよりも、開発経験が豊富で実際に関わった案件の説明をできるプログラマの方が需要は高いと言えます。
これは、いくら技術を学んでいても客観的に技術力を証明できるものがないと、評価のしようがないという現状があるためです。
そのため、フリーランスのプログラマとして独立する際には、技術力を客観的に証明できるようにしましょう。
学習意欲が高い
プログラマとして独立して成功するためには、学習意欲が高いことが重要です。
特に、プログラムの場合は常に最新技術が出てきており、その情報を取得できていないとうまく案件に携われないこともあります。
最近では、クラウドなどを使って新しいサービスと自社のシステムを連携させる案件も多いです。
このような案件の場合、もちろんプログラム言語を知っておくことも重要ですが、提携先のクラウドサービスの仕様などについても理解しておくことが重要です。
そのほかにも例えば、SAPなどは多くの企業で使われてる業務効率化システムで、自社でカスタマイズできるサービスですが、プログラム言語が特殊なものなので専用の言語を知っておくことが必要でしょう。
自ら積極的に学習をしてSAPの開発案件の獲得できるようになると、SAPの開発案件の案件単価は高い傾向にあるので、それだけで生活を維持することも可能です。
このように、積極的に学習をして競合が少ないジャンルに進出することで、価格競争を避けることもできます。
プログラマとして独立した場合の働き方とは？
プログラマとして独立した場合の働き方には、以下のものがあります。
- フリーランスプログラマとして派遣会社に登録する
- クラウドソーシングサイトで仕事を獲得する
フリーランスプログラマとして派遣会社に登録する
プログラマとして独立した後、多くの人はフリーランスのプログラマーとして派遣会社に登録します。
派遣会社から、企業などに派遣をされて、そこで報酬をいただくという形です。
フリーランスのプログラマの場合、正社員とは違って社会保険などには自分で加入しなくてはいけません。
そのため、派遣先の会社としても報酬としてプログラマに支払うお金は多いようです。
一般的には、その会社の正社員の1.5倍から2倍程度の報酬です。
ただし、そのぶん自分で支出しなくてはいけないお金も多いので、気をつけるようにしましょう。
また、フリーランスのプログラマとして派遣会社に登録して派遣先に派遣されると、常に同じ現場ではなく、すぐに案件が変わってしまったりプロジェクトごとに会社が変わってしまう可能性も非常に高いです。
クラウドソーシングサイトで仕事を獲得する
クラウドソーシングサイトを使って案件を獲得するフリーランスのプログラマも多いです。
クラウドソーシングサイトで獲得できる案件は、在宅でできる開発案件が多く、在宅で働きたいと思っている人や子育ての合間にお金を稼ぎたいと思っている女性プログラマーなどに人気です。
しかし、クラウドソーシングサイトで獲得できる案件は下流工程のものが多く、開発の核となる部分ではなく作業の部分が多いです。
そのため、案件の単価がそこまで高くありません。
クラウドソーシングサイトで高単価の案件を獲得するには、クラウドソーシングサイト上での実績を高めた上で自ら提案できるようにしていくといいでしょう。
クラウドソーシングサイトでクライアントに自ら提案をしていくことで、こちらの希望する報酬で案件を獲得できる可能性も高いです。
しかし、客観的な技術力の高さの証明や過去の経験があることを証明できなければ高報酬の案件を獲得をするのは難しいでしょう。
プログラマとして独立した先のキャリアとは？
プログラマとして独立した先のキャリアは、以下のようになっています。
- 会社員として再び勤務する
- フリーランスプログラマとして継続する
- 法人として会社経営を行う
会社員として再び勤務する
フリーランスのプログラマから再び会社員として勤務する人も多いです。
フリーランスのプログラマとして働いてみたものの、自分には働き方があっていないと思う人も一定数います。
フリーランスのプログラマの場合、案件自体は自分で自由に選べるものの、生活を維持するためには自分が希望しない案件でも受けなくてはいけないのが事実です。
また、大口のクライアントの場合、多少無理強いをされてもクライアントから契約を切られてしまわないように、要望に応えるために無理をしてしまうこともあります。
このように、自分が本来考えていたフリーランスのプログラマとしての生活を確保することができず、結果的に会社員として働いていた時の方が人間らしい生活ができていたと考える人も多いです。
フリーランスプログラマとして継続する
フリーランスプログラマになると、そのまま個人事業主としてフリーランスでプログラマを継続する人も多いです。
特に、フリーランスのプログラマとしてライフワークバランスが確保できており、規模自体も大きくしていく必要がないと考えている人の場合、一人だけで仕事をこなしていく人も多くいます。
フリーランスのプログラマとしてある程度の経験を積んでくると、クライアントとの繋がりもでき、案件が途切れないようになってきます。
このような背景から、フリーランスのプログラマとして10年程度経験を積んだ人の場合、既存のクライアント周りだけの仕事を行うだけで、十分に生計をたてられることも多いです。
法人として会社経営を行う
フリーランスのプログラマとして、多くのクライアントを抱えて、多くの案件を獲得できるようになると、自分だけでは案件を捌き切れないこともあります。
そのような場合に、自分が知っているフリーランスのプログラマに依頼するなどして、フリーランスプログラマ同士で人脈を広げていくことも多いです。
このように案件を獲得でき、捌き切れない案件は他の人に再委託できるような人は、最終的には会社設立をして法人として、会社経営に専念することが多いでしょう。
フリーランスのプログラマから法人を設立して、複数人のプログラマを雇う開発会社というのは非常に多く、このような流れで会社の規模を拡大していくことで、いきなり法人を設立して複数人のプログラマを雇うよりも安定して会社を大きくすることができます。
また、経営者として開発会社を経営することで自分が働かなくても一定の収入を得られるようになります。
一方で、法人として従業員を雇用する場合は、自分だけではなく従業員の生活も確保しなくてはいかず、その分プレッシャーが大きくなることもあるでしょう。
会社として案件を獲得することができないと、会社が倒産してしまうことにもなりかねません。
そのため、法人として会社を経営する際には、プログラマとしてのエンジニアリングスキルだけではなく、社員をまとめるマネジメントスキルや経営についての経営スキルも必要になってくるでしょう。
＜関連記事＞
まとめ
技術やスキルを客観的に証明できればフリーランスのプログラマとして独立するのは、そこまで困難なことではないと言えるでしょう。
また、独立をすることで会社員時代には考えられない報酬を獲得することも可能です。
経営サポートプラスアルファでは、個人でも法人でも独立を少しでも考えている人のご相談に乗らさせていただいております。
相談は何度でも無料なので、お気軽にご相談ください。