保険代理店として独立するためにはさまざまな準備が必要です。
資格が必要であり、さまざまな手続きも発生します。
そこで、保険代理店として独立するために必要なことについて解説しましょう。
保険代理店で独立するとは？
保険代理店として独立するとはどういうことなのか紹介しましょう。
保険代理店が独立しやすい理由
保険代理店は比較的独立しやすいとされています。
その主な理由は以下の通りです。
- 初期費用があまりかからない
- 在庫を抱えない
- 副業からでも始められる
- さまざまな種類の保険商品がある
保険代理店として独立する際にはあまり初期費用がかかりません。
自宅を事務所として、オンラインでサービスを提供することもできます。
在庫をあまり抱える必要がなくリスクが少ないという点もメリットです。
また、空き時間を利用して副業として保険代理店を始めることもできます。
扱うことができる保険商品の種類は豊富であり、差別化を図りやすく経営の自由度が高いです。
このようにさまざまなメリットがあり、保険代理店は独立しやすいとされています。
保険代理店の独立に実務経験はどれくらい必要？
保険代理店は未経験であっても独立することは可能です。
ただし、実務経験がなければ、質の高いサービスを提供するのは難しくなるでしょう。
そのため、保険販売について数年程度の実務経験があった方がリスクは少なくなります。
また、フランチャイズで保険代理店を開業するという方法もあり、この場合はさまざまなノウハウを得られるため未経験からでも安心して始められるでしょう。
保険代理店はどのくらい収入を得られるの？
保険代理店として独立したときの年収は、どのくらいの保険商品を販売することに成功したのかによって大きく異なります。
顧客が保険会社へ保険料の支払いを行うと、翌月に保険会社から手数料が支払われる仕組みです。
多くの契約を得ることができれば、どんどん収入を上げることができます。
ただし、最初はなかなか契約を得ることができず、収入が低い状態が続くことも多いです。
また、節税の仕方によっても収入は変わります。
売上が増えてきたならば法人化して節税に取り組むと良いでしょう。
保険代理店の業務について
保険代理店の仕事は保険商品の説明をして保険契約の仲介をすることです。
また、保険契約の更新や事故が起きたときの顧客対応なども行います。
申込書や見積書などの書類作成を頻繁に行う必要があり、計上処理などの経理業務もしなければいけません。
集客や接客のための業務も発生します。
このように保険代理店として独立すれば多くの業務に取り組むことになるのです。
保険代理店の独立で必要な資格について
保険代理店として独立する際に必要になる資格を紹介しましょう。
保険募集人になるための教育課程が5つ用意されている
保険代理店として独立するためには保険募集人にならなければいけません。
保険募集人になるためには資格が必要であり、しっかりと勉強をして試験に合格することが求められます。
保険募集人の教育課程として以下の5つがあります。
- 一般課程
- 専門課程
- 変額保険販売資格
- 応用課程
- 大学課程
これから保険代理店として扱いたい保険商品の種類や提供したいサービスに合わせて最適な教育課程を選びましょう。
一社専属の代理店の開業には一般過程の資格が必要
一社専属の保険代理店を開業したいならば、一般課程の資格が必要です。
基本的に保険商品の募集や販売を行いたいならば、すべての人が一般課程の資格を受けることになります。
基礎的な内容が出題されて、難易度はそれほど高くありません。
過去問をしっかりとチェックして対策を進めていけば合格できるでしょう。
合格率は80％以上です。
複数の保険会社の商品を扱うには一般過程と専門課程の資格が必要
複数の保険会社の商品を扱いたいならば、一般課程だけではなく専門課程の資格を取得しなければいけません。
基本的に保険代理店として独立する際には複数の保険会社の商品を扱うケースが多いため、一般と専門の両方の課程に合格する必要があります。
専門課程は一般よりも専門的な内容が問われるのが特徴です。
ただし、代表者が保険募集人の資格を持っている必要はありません。
一般課程と専門課程の資格を持つ従業員を雇うことができれば、無資格でも保険代理店の独立はできるのです。
保険募集人の試験内容について
保険募集人の試験内容は択一式です。
論述問題が出題されることはないため、知識をしっかりと覚えていれば合格できます。
出題内容は専門課程であっても基礎的な内容が多いです。
何度もテキストや過去問を繰り返すと良いでしょう。過去問と似たような出題が多いとされています。
保険代理店の独立は個人事業主と法人のどちらが良い？
保険代理店として独立する際に個人事業主と法人のどちらが良いのか紹介しましょう。
個人事業主は気軽に独立できる
個人事業主は簡単な手続きで済むのが大きなメリットです。
開業してから1ヶ月以内に税務署へ開業届を提出しましょう。
開業の手続きに費用はかからず、維持費用もかかりません。
税務や会計などは簡易的なものであり、専門家を頼らずに自力で行っている人が多いです。
法人は社会的信用や節税面でメリットが大きい
法人は個人事業主よりも社会的信用があります。
運営元が法人の方が保険代理店として信頼度が高くなり、集客にプラスの効果を期待できるでしょう。
銀行から融資を受ける際にも法人の方が信頼されやすいです。
また、法人には節税メリットがあります。
経費にできる項目が個人よりも多くなり、節税しやすくなるのです。
家族などを役員にすれば所得分散化を図ることもできます。
所得が一定以上の場合には法人の方が個人よりも税率が低くなる点もメリットです。
法人化にはリスクもある
法人化にはメリットだけではなくリスクもある点に注意しましょう。
主なリスクとして以下の点に気をつけてください。
- 法人設立に費用がかかる
- 社会保険の加入義務がある
- 税務や会計の事務負担が増加する
法人設立をするためには、定款の印紙税や登録免許税などの費用がかかります。
株式会社は約25万円、合同会社は約11万円です。
また、法人には社会保険への加入義務があります。
役員や従業員がいる場合は、それぞれに保険料を払わなければいけません。
法人は税務や会計の事務負担が大きいです。個人よりもルールが厳格で難しくなります。
法人化については専門家に相談しよう
法人化にはメリットだけではなくリスクもあります。
法人化した方が良いのか悩んだときには専門家に相談しましょう。
専門家であれば、さまざまな点を考慮した上でアドバイスしてくれます。
法人化することになったならば、専門家に手続きをサポートしてもらうことも可能です。
専門家に相談することでリスクを避けて法人設立できます。
経営サポートプラスアルファでは法人設立の相談を受け付けています。
税理士法人が法人設立の専門家としてワンストップでサポートいたします。
無料相談にも対応しているため、いつでも経営サポートプラスアルファにお問い合わせください。
＜関連記事＞
保険代理店で独立する際の注意点
保険代理店で独立したい場合の注意点を紹介します。
資金調達に創業融資がおすすめ
保険代理店を営業していく上でさまざまな費用がかかるため、常に多くの資金を持っておくことは大切です。
そのためにおすすめの資金調達方法は創業融資です。
日本政策金融公庫などが提供しています。
創業融資ならば独立した直後の事業者でも多くの融資を得られるのがメリットです。
ただし、厳格な審査が行われて、面談も受ける必要があります。
確実に創業融資を得たいならば、専門家の力を借りましょう。
経営サポートプラスアルファであれば創業融資のサポートが可能です。
これまで多くの事業者の創業融資を成功させてきた実績がございます。
まずは経営サポートプラスアルファまでご相談ください。
保険会社と提携するためには審査から承認まで3ヶ月程度かかる
保険代理店を始めるためには時間がかかります。
保険会社と提携するためには申請をしてから審査を受けて承認される必要があるからです。
実際に承認されるまでには3ヶ月程度の期間がかかります。
開業してすぐに保険商品を取り扱うことができないのです。
そのため、できるだけ多くの運転資金を用意しておきましょう。
保険に関する法規制について勉強しておく
保険代理店は常に法律を意識しておくことが求められます。
消費者は法律によって厳格に守られており、保険代理店にはさまざまな規制があるからです。
そして、法規制は定期的に改正されます。
法改正により、特定の保険商品の需要が減少するケースもあるでしょう。
そのため、常に最新の法規制の情報をチェックしておく必要があります。
保険に関する最新情報をキャッチアップできるようにしましょう。
集客方法を工夫する
保険代理店の集客をするための方法を工夫しましょう。
広告出稿やポスティングといった方法が一般的です。
これらに加えてホームページやブログの開設やSNSの活用なども行いましょう。
たとえば、保険に関する有益な情報を無料で提供して信頼を得るという方法があります。
ホームページの内容を充実させて購入に結びつけるといったことも大切です。
ホームページを作成したいならば経営サポートプラスアルファにお任せください。
ホームページ作成代行サービスを提供しています。
まずは経営サポートプラスアルファまでご連絡ください。
保険代理店の独立のことは経営サポートプラスアルファにお任せ！
保険代理店で独立するとなると資格を取得する必要があり、集客や法規制など意識するべきことはたくさんあります。
自分だけで保険代理店の独立を目指すのが不安ならば専門家に相談しましょう。
専門家のバックアップを受けることでさまざまなリスクを回避できます。
経営サポートプラスアルファならば保険代理店の独立をサポートすることが可能です。
事業計画の立て方から節税のことまでしっかりと対応いたします。
まずは経営サポートプラスアルファまでお気軽にご相談ください。